2021年12月8日子ども達には環境の影響が大きい | みんなのお家

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2021.12.14更新子育てブログ
2021年12月8日子ども達には環境の影響が大きい

 落ち葉の清掃を注意された翌日から、お家の前の道路を、先生と楽しそうに掃除をする姿が見られます。 みんなのお家には現在2歳児(満3歳になっています)しかいません。大きいクラスの子が居たら、このお仕事も、2歳児さんには回ってこない事ですね。

 「魔の2歳児」と言われる時代の子どもたちは、好奇心旺盛ですから、結構日常のお手伝いは楽しくやります。食事前のテーブル拭きは、取り合いです。身支度が出来ない子が居たら、自分のことはさておき、やってあげようとします。何度も言いますが、黙って足を出せば、当たり前のように靴下がはかされ、靴を履かせてもらえる状況を、親の役目として何とも思わず過ごしているのは勿体ない事です。子どもたちにはもっとすごい力が蓄えられているのですから。 体を使い手を使わせ、賢く育てましょう。

 手前味噌かもしれませんし、そんなに凄い事を日常している訳ではありませんが、4月に入園した子と、途中入園した子とは、生活力の違い、思いの表現の出し方、体力など差が見えます。こういう施設に預ける事を推奨している訳ではありませんが、子どもたちには、環境の影響がとても大きいと思っています。特に、生活リズムが整う事の大切さを、 再確認しています。家庭でも、朝起きる・朝食・あそぶ・昼食・午睡・あそぶ・夕食・就寝が整うと、子育てはとても楽になると思います。それが結構大変なので、保育施設を活用するのは、手抜きではなく、賢い事だと私は思っています。

子どもたちの今を逃さない保育

~「ごっこ遊び」がきっかけ~

 昔、保育園勤務の頃、1年の行事が4月に決められると、それに合わせるように保育が組み立てられ、時にはその準備で、先生たちが超忙しくなると言う本末転倒の事をずっとやってきました。この行事は本当に必要?と再考する前に、保護者の「今年はやってくれなかった」と言うクレームが重くのしかかります。子どもの行事はその年々で、子どもの今に合わせて組み立てられると良いとずっと思っていました。

 みんなのお家は今年がスタートですし、まだ集団保育に入れようか迷う時代の子どもたちをお預かりしているので、日々の保育は結構自由です。大切にして居る事は、子どもたちの今を逃さない事。

 やりたがっている事もそうですが、見えない力の育ちにも目を向け、そこを刺激して、伸ばしたいと思います。今回遊んだ「お店やごっこ」もその一つです。食事を楽しむことを伝えて、食べる意欲を引き出そうと「パン屋にお買い物」「クッキング」「セルフ配膳」などいろいろ工夫をしています。遊びの中では、物を作る道具は殆ど自由に使わせているので、はさみ・ノリ・テープなどを使いこなし、結構日常にいろいろな物を作っては楽しむ子どもたちです。

 そして何より「お家ごっこ」と言う、ごっこあそびが始まったことがきっかけになりました。子どもたちは自分で作ったものは、持って帰りたいですから、お店やごっこの売り物は先生たちが即席で作りました。それにしてもクオリティの高い事。素敵な物がたくさん並び、お店屋さんの開店です。

 日常の体験が繋がって、楽しく遊べました。兄弟のいる子は、ちょっと声を掛けたら、ちゃんとお姉ちゃん、お兄ちゃん、妹、弟の分も購入して、その日の夜のLINEには、家に帰ってからも遊びが続く様子が知らされました。遊びの効果は、次の日にすぐに表れました。

 いすを並べ、おもちゃを並べ、「ここはパン屋さんだよ」と始まりました。

 ごっこ遊びは、最近子育ての話題の中でよく出てくる、「非認知能力」を育てる遊びです。数値として現れる能力ではありませんが、「心の土台」になるものです。非認知能力は雪だるま式に成長していくと言う研究結果もある様で、豊かな楽しい体験を積み重ねたいと思います。

お店屋さんごっこの一日

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