2023年10月20日みんなのお家も運動会 | みんなのお家

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2023.10.23更新子育てブログ
2023年10月20日みんなのお家も運動会

 運動会の10月です。土曜・日曜は「運動会やってるな~」と分かります。我が子は居ないのにチョッピリ覗いてみたくなる私です。昔、思春期になる息子に「見に来ないで!」と言われたのに、役員で行かなければならず、静かにしていればいいのに、大きな声で誰彼構わず声を張り上げる母は、本当に嫌だったのだと思います。でも行かなければ損したと思う程、子どもたちはみんなカッコよく、リレーなどでは涙が止まらなくなったこともある位、運動会が大好きです。私は運動音痴でしたから、小さい時は運動会の花形には勿論なれませんでした。徒競走ではビリばかり、踊りも上手くなくても嫌いにはならなかったのが不思議です。昔の小学校の運動会は家族は勿論ですが、隣近所のおじさん、おばさんたちも来てくれて、お祭りの様でした。みんなで食べるお弁当も、大層豪華だった気がします。負けても勝っても、温かく見守られている感覚が、子ども心に幸せを感じる行事だったのだと思います。

みんなのお家も運動会

 1年目は、遠足に行ったついでに、運動会をやりました。次の年は航空公園で「うんどうかい」が出来て、本当に嬉しくなりました。今年も話し合い、航空公園でやる事にして、10月20日みんな参加で楽しい時間を過ごしました。今年はおじいちゃん・おばあちゃんが沢山見に来てくれました。大好きな航空公園の原っぱで、走って、跳んで、潜って、廻って、踊りました。一応プログラムはありますが、参加するかしないかは子どもが決めます。「ヤダ」と言ったら無理強いは出来ません。でもどこかでやりたい事が見つけられるような準備はしておきます。

 この日、先生の声掛けに、ドンドンついて行く子も居れば、全然別の所を走り回って居たり、少し離れたところで気に入ったトンネルくぐりをお母さんと存分に楽しんでいる子が居たり、やりたくなければ、おんぶや抱っこの子も居ます。でもパン食い競争だけは外さない、お弁当が待ちきれない、食べたら大満足の笑顔で走り出したり、いつもと変わらない姿なのですが、やっぱり心配になったり、無理強いしたくなったりするのかな?

 いつだって、親たちは我が子がみんなと一緒に同じように出来る事を望みます。思いは分からないでもないのですが、子どもたちが見せる姿に噓は無いので、ここでもありのままを受け止めていくのが最良の方法だと思っています。みんなと一緒でなくても、楽しく付き合って遊んでくれるお母さんが居たり、ほおっておけないですから、マテマテと追いかけてくれる事が、何より嬉しかったし、兄弟のいる子も自分だけに一生懸命付き合ってくれるお母さんが居てくれたりが、重要な事です。みんなのお家のお母さん達の対応は素晴らしかったと思います。

 厳しい練習をして、入場、退場に縛られ、みんな一緒を求められる軍隊の様な運動会は、小学校に上がったら、いくらでもさせられます。そして出来るようにもなりますが、辛かったり、怖かったり、我慢を強いられていたりする子にとっては楽しくは無いかな?

 乳幼児の時代はいつもと変わらない生活の中に、大好きな人が一緒にいてくれる特別が“楽しいね”になるのです。焦らないで大丈夫、むしろ我が子のリズムに合わせて楽しく過ごせて笑い合い、「楽しかったね」と子どもに言えたら、最高の運動会になっている筈です。日常使わなかった足や、腕が、筋肉痛を起こしているでしょうか?尻尾取りで、若いママたちが真剣に追いかける姿は、やっぱり感動でした。最後は不思議な事にみんな一緒に表彰式が出来ました。きゅっと集まり、綱引きをして掘り出したお芋の中に入って居たご褒美に、みんな目をキラキラさせてくれました。

 子どもの好きにさせて居たら、協調性のない、我慢が出来ない子になるのでは無いかと、みんなのお家の対応を心配している方も居ますが、自分の意思を持つことを支えて貰った子ほど、他人の思いが分かる子に育つので、絶対大丈夫です。

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