アートルーム
2021.07.08更新みんなのお家アート
2021年6月「梅雨のガラス絵」part2
前回の便りは尻切れトンボに終わって、失礼しました。
子どもの絵の誉め方に、つい「上手だね」と言う言葉を使ってしまいますが、取り敢えず言っておけばと言う、とても無責任な物言いです。アートの世界は大人も子どもも平等です。先生も、親たちにも、一緒に制作してもらうと、子どもの作品の見方が変わります。「上手・下手」と出来栄えを評価する目線で見るのではなく、作品から感じた事を具体的な自分の言葉で伝える事が出来るようになります。一緒にアートをして「楽しかったね」も「上手」よりずっと子どもの心に響きます。
下の作品はあの後、もう一度同じアートで遊んだ時の作品です。2歳児の親子のお母さんの作品です。 自分の作品を仕上げると、隣のママの絵の上にチェーンを置き始めました。勿論「やめて!」と言ってもいいのですが、お母さんは楽しそう。この置き方と言い、色遣いと言い、まさしく現代アート、お母さんの作品が立体的に見えて来て、不思議な世界です。勿論終わった後チェーンは片づけましたよ。右の2歳さん作品は、満開のアジサイです。小さいけれど鮮やかに描かれた、緑の葉っぱが、この花の見事な大きさを物語っていますね。