2022年4月27日癇癪~かんしゃく | みんなのお家

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2022.04.29更新子育てブログ
2022年4月27日癇癪~かんしゃく

 子どもは生まれてからしばらくの間は、不快な感情を、泣くことで表現します。赤ちゃんが泣けば、お母さんは必ず、抱っこしたり、おむつを替えたり、ミルクを飲ませたり、あやしたりして、生理的な不快感を取り除くようにお世話をします。この関わりによって、発信すれば、応えてくれると言うコミュニケーションを学習するのです。無視したりせず、このやりとりをする事が重要です。又、おむつを替えたり、おっぱいをあげたりする時も、ちゃんと子どもに声を掛けお世話をします。「お腹すいたね。おっぱい飲もうね」「おむつが濡れて気持ち悪かった。教えてくれたんだね。おむつ替えようね」など、赤ちゃんが喋らないので、黙っておむつ替えしたり、誰かと喋りながら、おっぱい飲ませたりしていちゃダメですよ。まだ言葉を発しない赤ちゃんにも、きちんとこちらの意図を伝えます・これが言葉の獲得の土台です。
 人間の赤ちゃんは3歳くらいまでに、恐ろしいスピードで脳の神経回路を作り上げていると言いますから。
 でも1歳2歳の子どもたちが、まだしっかりと言葉で思いを伝えることが出来ない時代に、泣き出し、止まらくなった上に、暴れたり、物に当たったり、床に頭をぶつける等、自分の体を傷つけるような行為になったり、手が付けられない状況になる事があります。「いやいや期」と言われる時代ですが、子どもは訳もなく癇癪を起している訳ではありません。対応している大人と自分とは、したい事が違うと言う事が分かり始めています。大人の都合で強引に子どもは動かせなくなってきた証拠で、成長の表れです。
 ただここまでの間に、「ダメ」と言いながら、泣けば「仕方ないね」と思いが叶ってしまう経験が積み重なれば、ダメは効力を無くし、その繰り返しが、強力な癇癪となって大人を振り回すようになります。癇癪を起こした時、お菓子やおもちゃでごまかす等、親が辞めさせる為にとった行為が、習慣化してしまう場合もあるのです。癇癪を起すことが多いと、今どきは発達障害などと直ぐにレッテルを貼られてしまいます。
 でも障がいの問題にしないで、泣かないで思いを出せるようになることを目標にして、対応していきたいと思います。癇癪を起こしたら

★周りに危ないものは無いか注意して、しばらく様子を見る。

抱っこしたり、物をあげたり、ましてやダメを覆したりしない。とにかく必要以上にかまわないことです。お店などで癇癪が起きた時は、車の中など安全な所に移動しましょう。

★自分がイライラしている状況の時は、他の人にSOS、一人なら、子どもと少し離れる事も良いです。

一番大事なのは、癇癪が収まったら、必ず「自分で泣き止めたね」「○○したかったんだ」など言葉にして伝えましょう。収める方法を身に着ける事、言葉の獲得で、癇癪は少しずつ減っていきますから。

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