預かり保育
2021.04.20更新預かり保育
2021年4月19日2歳児は面白い
朝、小学生の長い列の中に、真新しいランドセルに黄色い帽子、大きい上級生に守られるように登校していくのは、 小学1年生ですね。見送るお母さんたちの方が、 不安そうです。
楽しそうにおしゃべりしながら歩く中学生。服の中で体が躍っているようにだぶついている制服で、新1年生だと分かります。 自転車を飛ばして私を追い抜いて行ったのは、 高校生かな?
新しいスター トが切られ、 まぶしい様です。 コロナに負けず、 みんな輝いて欲しいですね!
2歳児は面白い…楽しく付き合おう
みんなのお家に4月から通っている子ども2人は、 2歳児です。昨年から、 この施設を利用して、 お母さんと遊びに来てくれていました。 今は幼児教室の園児としてお預かりしています。
子どもが生活しやすいように、 環境設定を模索している最中ですが、 それぞれにどんな遊びが好きなのか、どんな動きをするのか、先週1週間は私たちが観察をする時間でした。
ところが子どもたちも私たち大人を観察しています。いろいろなことやって、試します。特にお母さんから離れ、この人はどんな対応をしてくれるのか、信頼していいのか、それは真剣勝負です。
朝登園をしたら、「おはようございます」 靴を下駄箱にしまいます。手を洗います。体温を測ります。親も先生もやって見せましょう。子どもは模倣しながら身に着けていきますから。大切な事、やれるようになって欲しい事は、大人がまずお手本を示す事ですね、何度も繰り返しながら、必ず出来るようになります。朝一番の登園Uちゃんは、大きな声で「おはよう」と言ってくれます。 まだまだ明瞭な言葉の数は少ないのですが、この元気な声は1日の始まり、太陽のようです。豊かな発語が楽しみになりますね。
最初は、何度も裸足のまま、目を離すと庭に飛び出していたK君も、靴を履く用意をして、外に行きたいと意思表示をして待ってくれます。マテマテ鬼ごっこで、追いかけられるのを期待して振り向くようになりました。‘‘いないないバー “と同じ、次への展開を予測するようになっている、素晴らしい力です。
「どうぞ」「ありがとう」「ちょうだいな」など生活に必要な言葉は、豊かな関わりの中で大人が伝えていかなければならない事です。公園でスマホ片手に子どもを遊ばせていては、とっても損をしてしまいますよ。
「いやいや」が言えるようになったら、 自立の始まりです。
2歳のこの時代は、 何故か親たちの間では 「いやいや期」と言って、お母さんたちは困り顔です。でも本当はとても素晴らしい、そしておもしろい時代なのです。
子どもがしている事を叱ったり、止めさせたりすることで、「いや」が出ます。だっていろいろな事が分かって来て、出来るようになっている2歳さんは、 人から指示されることを一番嫌がるのです。
ではどうすれば良いのかと言うと、選択肢を与えて自分で決めて資うのです。靴を履くのを嫌がっている。そんな時は「この靴自分で履く?それともお母さんが履かせてあげようか?」と言ってみましょう。家に入りたくないとぐずった時も「お母さんに抱っこされて入る?それとも自分で入れるかな?」と選択肢を提供しましょう。選択肢を出す時の注意として、やるか、やらないかではなく、やってもらうために出す指示ですから、 間違えないように。