子育てブログ
2022.03.08更新子育てブログ
2022年3月3日手を育てるアート活動
たった一人の人の、異常な思い込みで発信される指示で、何千何万もの人が死傷し、逃げ惑うような戦争が起きてしまうのですね。「演習だと思って参加したら、本当の戦争だった」とロシアの若い兵士がテレビ画面に移され、訴えていました。「お母さん、怖いよ」と。
コロナの事も、ロシアとウクライナの戦争の事も、「なんで」「どうしたらいいの」「何が出来るの」と思いながらも、何も出来ずに居る事がもどかしいです。これではオリンピックをテレビで見ているのと何ら変わりがないだろうと、少し情けない思いで居ます。他国の出来事でも、私たちの生活にも影響は出る訳で、実際、他人ごとでは済まされない事です。そしてもし日本で戦争が起きるようなことがあったら、私はどうするかな? そんな事を想いながら、戦争を肯定している人が、また顔を見せ始めている事が、とても怖いです。
三寒四温、まだまだ手袋を手放せない日もあるし、またコートを脱ぎたくなるような日もあるし、でも確実に暖かい日の方が多くなるのですね。朝のウオーキングに空を見ると、日の出も早くなってきましたから、薄明るい空に、金星と細い月が、だんだん近づいているように見えます。春が近い証だそうです。コロナも戦争も終わって、笑顔がはじける暖かい春が来てくれますように。
手を育てるアート活動
3月になりました 。
そろそろ1年のまとめの時期です。 幼稚園も保育園も この時期作品展 などを催すところも多いですね 。 みんなのお家も、毎月1回、面白いアートを子どもたちに提供してきました。 子どもたちは大好きな活動です。
描く活動には手の動きが欠かせません。写真は部屋いっぱいに広げた紙の上で、大暴れした日の作品です。最初は筆や、ボールを転がして線を描いていましたが、最終的には手や足や、お尻まで使って楽しく遊びました。
線と、面と、色のアート総集編です。最近の子どもたちは手を使わなくなり ました。0歳から2歳くらいの時期、手・指・足・口感覚器官を磨く時です。手を使わなくなったことと、土・砂・絵具などを触る事を嫌がったり、粘土なども恐る恐る触る子もいます。オノマトペで表現されるような、サラサラ・ベタベタ・ヌルヌル・スベスベ・等の感触を、遊びを通して快の感覚体験として味わう事が、外界に働きかける意欲にも繋がります。言葉の遅れが気になる子は、もしかしたら、しっかりと手を使わせていなかったかもしれません。いろいろなものに触る事を嫌がる子がとても目立ちます。食事の躓きも、手づかみ食べを「汚い」とさせなかったり、汚すからと自分で食べようとする意欲を奪ってしまっていたかもしれません。感覚の発生順は視・聴・臭・味で、この4つの感覚は触覚が発展したもので、触角は感覚統合の基本だと言われます。変化する様々な素材に出会い、楽しむ遊びを通して、子どもたちの目が輝くような保育を私たちは目指さないといけないのだと思います。手も足も、顔も絵の具だらけになって、転げまわれる子どもたちを見ながら、又思いを新たにした一日でした。