子育てブログ
2023.04.17更新子育てブログ
2023年4月14日泣き声が笑い声に変わる時
みんなのお家の始まりは、元気な泣き声と共に始まりました。楽しいことも分かっているけれど、ママが帰っちゃうのは嫌なんだ。この気持ちがよくわかります。門にしがみついて「ママ!ママ!」と泣き続けます。
でも門から一歩外に出れば、お家に帰れると思うのでしょう。泣きやんでそれはそれは元気に歩きます。帰る道が分かるので、つないだ手は歩く方に引っ張ります。余裕が出てくると、道草もちゃんとします。縁石を歩いたり、花を摘んだりして笑顔になります。
家に帰るわけにはいかないのでこちらも駆け引きで道をそらせてみたりしてちょっぴり心が痛んだりして4日経ちました。少しずつ泣かないであそべる時間も増えましたし、何より昼寝ができたので、もう大丈夫だと思います。
泣き声は遠くで聞いている人たちの方が心配したり、心を痛めているもので、ご近所の方たちはそわそわしていたと思います。お母さんも心配で仕事どころではなかったかも知れません。泣かない方が良い様に思いますが、泣いてくれることで生まれる関係があります。傍らで寄り添う私たちは泣きやませようと言うより、「嫌なんだ」「寂しいよ」「ママと居たいよ」と泣き声を言葉の様に聞き続け、思いに応えていく事で、「大丈夫、守るからね」という揺るがない信頼を伝えるチャンスを貰えるのです。後はちゃんとお迎えが来ることが分かれば、楽しい場所で過ごす事は子どもも望んでいる事です。こうして一日一日を積み重ね、親に連れて来られる場所ではなく、自分で行きたい場所になってくれることが大事です。おまけに私たちと親との関係も、子どもの泣きを受け止めることで生まれてきます。泣いても「先生に託します」と信頼して頂ける関係をゆるぎなく築いていきたいと思います。