2024年10月28日森の居場所づくり | みんなのお家

お知らせ

2024.11.05更新お知らせ
2024年10月28日森の居場所づくり

狭山モータース所有の水野の森ロッジでの、水野の森であそびましょ!がスタートしました。赤ちゃん食堂でやって居た『おさんぽ会』は所沢航空公園でした。水野の森は、狭山市と隣接しているので、所沢と、狭山の親子が参加できる場所です。下見をした時は、夏の真っ盛りで、草をかき分け、やぶ蚊にぶんぶん刺されながら、何故だか良く分からないのにワクワクして、ここで遊びたいと思ったのがきっかけです。大きい子ならまだしも、1歳2歳の子どもを連れた親子に、安心して過ごしてもらう企画を練らなければなりません。まだスズメバチや、マダニの不安もある季節です。森を熟知していない自分たちの実情も良く分かって居ました。 

 天気予報は、ずっと雨です。前日の掃除の時も雨合羽を着ながら少しでも安心安全な場所にしようと動きました。
煮炊きが出来るので昼食の提供
どんぐりが山ほど落ちているのでこれを使ってアート
丁度良い広場は、少し体を動かせるようにとスケジュールを作りました。

 9組の親子が参加してくれました。朝まで降っていた雨が嘘のように止み、おひさまが顔を出しました。今日はみんなが初めての場所です。初めての場所は、子どもも大人も不安だったり緊張したりしますが、でも申し込みを終えると直ぐにどんぐり拾いが始まりました。これも自然のもつ力でしょうか。泣き声はありません。

 みんなの顔が揃ったところで「おはよう」の声掛けに、思い思いの所に集まってくれました。自己紹介や、わらべ歌遊び、無理強いしない参加が 出来るのも野外での良さで、不思議と輪の中に居なくても、離れて居ても大丈夫です。もう好きに遊びたい子、まだ動き出したくない子と様々です。近くの散策も始まりました。どんぐりと、色とりどりのお豆さんのアートも、スタートはまちまちですが、始めるとみんな夢中になってくれて、ママたちは楽しいおしゃべりの時間にもなりました。時間が来ればお腹がすいてご機嫌が悪くなるのも子ども達。
 火を起こして作った豚汁は、薪の匂いと、ごちそうの匂いで、胃袋を刺激しない訳がありません。満腹になれば、機嫌も良いし、益々活動的になります。もう危なくない様に見守れば良いだけです。そんな一日になりました。 

 雨上がりの爽やかな森の空気の中での交流は、大人も子どもも癒されたと思います。何かを強制されるのではなく自ら動き出すのを待つ事が出来る、私が自然の中で保育がしたい訳はここにあります。 

 野外だとお天気の心配をする人は多いと思います。雨はお天気が悪いと表現されますが、自然の中では雨も一つのツールです。雨の日にしか出来ないことをする。雨の日が楽しかったという経験をする事が何より大切なのだと思います。勿論計画をする側の配慮も、行動も違ってはきます。近年お天気は、優しいばかりではなく、命を脅かすような自然現象もあり、毎年同じ様にめぐる季節も、決して同じではありません。もっともっと私たちは学ばなければならない事は沢山あると思って居ます。自然の中では、我儘放題の小さな子どもですら、そこに身をゆだねたり、我慢をしたり、しなければならない事が有ります。その代わり自ら心動かし動けば、必ず何かを伝え返してくれます。優しく、ある時は厳しく、子どもたちにたくさんの経験をさせてくれて、力をつけてくれます。そこには同じように心を動かしてくれる大人が必要です。そんな森での活動が始まりました。

ワクワクは楽しい事の始まりの合図かな?みんなよっといで~ 一緒にあそぼ~! 沢山の親子が遊びに来てくれますように。

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