2024年12月20日泣く | みんなのお家

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2024.12.20更新子育てブログ
2024年12月20日泣く

 みんなのお家今年最後のイベントで、地域の方も一緒に「クリスマス会」を行いました 。 いつものお家とは 違う場所での会だったので、最初はお母さんに抱っこの子どもが多かったのですが、数珠玉をR1容器に一粒ずつ入れて、マラカスづくりになると、お母さんと一緒の楽しい空気が流れ始めました。
 小さい指が、器用に動いて、容器の中に一つ 二つと増えていくのが楽しくて、目をキラキラさせて夢中になります。出来上がったマラカスを鳴らして、「サンタは今頃何してる」 の歌で、シャンシャンシャララ♬とピョンピョン跳ねて大喜びです。

 子どもの腹時計は正確にいつものお昼ご飯を示します。美味しいクリスマスのごちそうは、色どりもきれいで、とっても豪華です。今度は おいしいね”の笑顔がいっぱいになりました。子どもが作ってくれる幸せな時間、子どもが居るから生まれるたくさんの笑顔、本当に素敵な1日でした。年甲斐も無く、子どもたちにつられてはしゃいで、ピョンピョン飛び跳ねて、息を切らせながら、泣きそうになる程胸一杯でした。子どもが居るって凄い事なんですよね。最高のプレゼントの1日を貰い、「子どもを守ろう」と思いを新たにしました 。


 子どもはよく泣きます。大人は嬉しい時も涙が出ますが、子どもは嬉しい時は泣きません。子どもが泣く時は、SOS の時です。だから絶対放って置いてはいけないのです。「泣くな!」と力ずくで泣き止ませたら虐待です。
 始めて親と離れてお預かりする時,大概のお子さんは大泣きします。泣く子を手放す辛さを味わったことがある方は沢山居るでしょう。初めての場所で子どもが泣くのは当たり前の事です。誰だか分からない人、どこだか知らない場所、何をされるのだろうと、怖い・寂しいと不安いっぱいです。でも預かる方は、親と離れる不安を受け止めて、「ママがいいね」「泣きたいよね」「泣いて良いよ」と抱きしめます。「離さないから大丈夫だよ」と抱っこしながら、泣き声を言葉の様に受け止めて、子どもの答えを待ちます。ママが帰った後を追いかけたい子も居ます。「どっちに帰ったかな?」とあてもなく歩いたりする事もあります。こちらの気持ちの中に「いつまで泣くのだろう」「早く泣き止まないかな?」「ひとりだけに関わっている訳にはいかないのに」と泣き止ませる事に必死で抱っこしていると長引きます。子どもが大人の気持ちを察知して、余計に不安は募ります。これでは子どもからの信頼はもらえません。この対応は何時までやるの?ではなく、子どもが自分の意思で手応えを感じて泣き止むまでです。子どもは安心・安全の確認が出来たら、遊び始めてくれます。「慣らし保育」とよく言いますが、弱い立場にいる子どもの方が主導権を握って居ます。子どもに「大丈夫」と言って貰える様に、預かる側が子どもを知る時間、子どもに自分のことを知って貰う時間を貰っているのだと思って向き合わなければなりません。ここがしっかり出来ると、子どもは一歩踏み出し世界を広げていきます。早く慣れて欲しいと思ったら、最初の関わりを手抜きしてはいけないのです。状況が良く分からず、泣かずに過ごしてしまう子も、どこかで必ず「泣く」と言う行為で、この信頼関係を築く時間を作ってくれます。ありがたい事です。
 子どもたちの「泣く」という行為は、マイナスにとらえがちですが、自分の思いを発信する為に、生まれたその時からみんな身に着けて居ます。命を守る為に必要だからですね。必要な時、ちゃんと泣ける子どもたちに育てましょう。
 今年も、みんなのお家を楽しい素敵な場所にしてくれた、子どもたち、お父さん・お母さん
繋がって下さり『ありがとうございました』 来年もどうぞよろしくお願い致します。

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