子育てブログ
2022.05.17更新子育てブログ
2022年5月16日子育て講座
子育て仲間が欲しい!
随分長い事続けてきたな~ 所沢の公民館主催の子育て講座に、講師として呼ばれて、お母さん達とおしゃべりしてきます。子育ての話ですから、毎回同じことを話しているように思います。特に私は、とんでもない子育てをしてきた後悔もあり、その経験が役に立つならと、話すことは苦手なのですが、出かけていますから、「こんな講座で良いのだろうか?」と不安に思いながら、引き受けています。30年近く続けているのに、いつもドキドキですが、所沢のほとんどの公民館に行ったと思うので、これは凄い事だと、続けさせてくれた、公民館職員の方たちに感謝しています。
最初の頃は、生意気にも一方的に自分が喋る講演のような形でした。子どもたちもボランティアの方たちが一時的に預かってくれて、お母さん達は身軽な状態で参加していました。少しの時間子どもから離れられた開放感のようなものもあり、託児担当は大変だったでしょうが、一つは意味のある事だったと思います。
最近の私の講座は親子一緒が多くなりました。子どもたちが、這い這いしたり、歩き回ったり、泣いたり、相当な環境の中で、1時間半くらいを過ごす講座になって居ます。そこで毎回私が一番最初に言う事が
「子どもたちが動き回って遊ぶのを止めない事。お母さんが子どもを追いかけまわすことになり、お話どころではなくなります。今日は自分の所にやって来た子は、わが子と同じ様にみてあげましょう。」「今日はメモは取らない。家に帰って、何か心に残って居る事があったら、それが今日の一番大切な話だったと言う事です。無かったら、講師の私の問題です。」こうして始まると、最初こそざわざわとしているし、順繰りに話しているお母さんの声は聞こえて居るかな?は疑わしき状況なのですが、不思議な事にだんだん子どもたちが落ち着き始めます。お母さん達もハラハラ・ドキドキではなく、「大丈夫だよ!みんなが見ているよ!」と安心感が伝わるのでしょう、話が出来る空気が漂い始めます。そして最終的にはスヤスヤお昼寝タイムになるのです。最後の30分位を、質問タイムで私が話せる時間を子どもたちが作ってくれます。私の話の内容より、お母さん達が仲良くなるきっかけ作りをするのが、最近の私の役目なので、親子一緒のこのやり方はとても良い方法です。つい先日行われた講座で、「極度な人見知り」を心配しているお母さんが居ました。確かに最初はしがみついて泣き叫んでいましたが、好きに過ごしている子どもたちを、そこに居る7人のママたちが、優しく見守る雰囲気の中で、泣きは収まり、遊び始める姿に「初めてです!」と驚いていました。コロナ禍で、仲間づくりが出来難い今、お母さん達に必要な時間のように思います。