2022年8月17日個育て | みんなのお家

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2022.08.18更新子育てブログ
2022年8月17日個育て

 私の夏休みは、ひきこもりでした。大した用事もなかったので、みんなのお家に来る子どもたちが遊ぶおもちゃ作りに精を出しました。元々子どもの頃から、何かちまちまと物を手作りする事が好きでしたから、気付けば3日間、外に出たのは朝のウォーキングの時だけ、買い物にも出かけないで過ごしてしまいました。
ようやくこれではいけないと、「KANTA&KAEDE 展」を観に東京、内幸町にある東京新聞本社まで出かけました。

 1階ロビーでの小さな展示会。でも見応えバッチリ、貫太君の1枚1枚の絵が楽しくてずっと見て居られます。どの絵も描かれる登場人物や、動物たちでさえ、全部笑顔ですから、見ている人が笑顔にならない訳がありません。添えられている貫太君のクイズに、答えようと絵を見つめてしまう私は、みんなのお家で「アンパンマンはどこだ?」と夢中で絵本に目を凝らす子どもと同じだったかもしれません。オシャレなプリントの布、傘,オニヅカタイガーとコラボしたシューズなどは、妹の楓さんの「チョキチョキアート」です。二人とも小さい時に自閉症と診断を受けました。現在では金沢在住、兄妹アーティストとして、様々な分野の人たちや、社会とも繋がり、活躍している二人です。ここまでの道のりの大変さは私たちが想像できるものではありませんし、その大変さはまだまだ続いているでしょう。でもこの二人のお母さん「輪島真貴子さん」が書かれた 「みんなしあわせ」と言う本の最後にこんな事が書かれていました。

 『子どもが二人とも障がいがある事に対して、かわいそうに見える事はあるのかもしれませんが、でも私本人はいたってハッピーだったりします。「ない」を思い始めると、きりがありません。「ある」を生かして、周りの人たちと繋がっていけば、それが幸せな人生なのかと思います。言い換えれば、凹んでいる部分を責められたり、埋める努力を強いられたりするのではなく、得意とすること、長所を生かして貰える場所や人に出会える。そんな社会は障がいのあるなしに関係なく、誰にとっても生きやすい社会ではないでしょうか。 

 二人には大きな凸(長所)と大きな凹(短所)があり、それぞれの偏りの差はとても大きいです。特に、人とコミュニケーションをとる事は大の苦手です。私がしてきたことは、簡単な物づくりと SNS で子どもたちの様子や世界観を発信する事。それは子どもたちが苦手とすること、凹の部分を本人たちに変わって埋める作業だったのかもしれません(抜粋)』これをマキコさんは”個育て“と言って居ます。最初は、自閉症、障がい児と一括りにして、不安と心配のあまり、手当たり次第、ネットや育児書、療育と必死になって居た時は、我が子がどんなことに夢中になるのかも見えなかったと言います。同じ自閉症でも、貫太君と楓さんの凸凹も違います。様々な経験をしながら、気付いた後のマキコさんの行動力は素晴らしいですね。たくさんの出会いを作り、可能性を広げ、“必要な物が無いならば、つくればいい”と動きます。先々の事は誰も予測できませんが、子どもたちが楽しく幸せに生きて行けるような道筋を作って居るのだと感じました。なんだか羨ましくなりました。輪島家の周りには、貫太君の描く様な笑顔の集まる居場所がきっと生まれているのだと思います。

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