子育てブログ
2022.11.14更新子育てブログ
2022年11月10日「だるまさんがころんだ」
この遊びをやった事が無い人はいないのではないでしょうか?、鬼が背中を向けている間は自由に動く。鬼は「だるまさんがころんだ」と唱える間は、後ろを振り返ってはいけません。唱え終わって鬼が振り返った時に、動いている人はアウト!で鬼と手を繋ぎ、助けを待ちます。唱える速さを変えたり、フェイントをかけたりしながら、スリルを味わいます。みんなのお家では、小さい子どもたちとかくれんぼをする時に、「1・2・3・・」と10を数える代わりに、「だるまさんがころんだ」を言います。こうして遊びながら、だるまさんがころんだを2回言えば、20だし、3回いえば30だし、自然と「10と言う数を、体で会得しているのだ」と気付き、また遊びの素晴らしさを再確認してしまいました。
遊びの中には、学校に行ってから知識として蓄積される学習の土台になる様な体験が沢山詰まっています。学校でこの土台になって居る経験を、引っ張り出して、算数や、国語や、理科や、社会に繋げてくれたら、勉強が楽しくなるだろうと考えるのは、無理があるでしょうか?でも幼児期に早期教育の名のもと、早く知識を詰め込むより、豊かな遊びを、体で会得していき育った子どもたちの方が、その経験が知識と結びつき、確かな学力となっていくように思います。
あそびを
しごとに
たして
自分を生きる
フッと目にし、手に取った本が私の想いに賛同してくれたような気がしました。
「まだ一人前にはなって居ないけれど、いつかは社会のどこかを支えるしっかりした大人になろう。又、そうなりたい人のお手伝いをさせて貰います」と言う意味を込めてつけた名前で、中学生の学習支援をしている方です。授業も無い、宿題も無い、決められた時間割も無い、守谷さん一人で全教科をみているそうで、 東京大学教育学部を卒業されている方ですから、大丈夫だとは思いますが、分からない事があったら、参加者と一緒に教科書ひっくり返して調べるそうです。「一緒に調べる事」がむしろ大切なのだと言います。 この学習会を設立した目的は「どんな方法をとれば、中学生が「ホンモノの『知』にふれる快感」「学ぶ事は案外面白い、自分の役に立つ」と言う重要な事を実感できるようになるかを実験し、実証すること。
この後にも、凄い事がたくさん書かれていたのですが、ひとつ素敵なメッセージに感動です。
守谷さんが幼稚園の園長先生を離職した後に、卒園式に寄せた一文です。
このひとといるとうれしい
このひとといるとたのしい
この人と居るとほっとする くうきみたいなひとだけど
このひとがいないと きゅうにいきぐるしくなる
あなたにとってそういうひとが、せかいのどこかにかならずいます
どうかみんながそれぞれ そんなひとと であえますように
たのしかったようちえんのおもいでをむねに
げんきないちねんせいになってください
すてきな幼稚園だったでしょうね。子どもたちがこんな出会いで守られて、大きくなって欲しいと私も願います。そしてこの本は、この後”あ~ん”の文字を頭にして、おいらの定義が書かれています。保育や教育で子どもに関わる人たちが、読んでくれたらいいと思いました。これも出会いですね。