子育てブログ
2024.12.10更新子育てブログ
2024年12月9日絵を描くのが大好きな子ども時代を大切に
この間まで、ハロウイーンだったコーナーが、クリスマスに変わって居ました。行きつけの100円ショップの素早い変化に、ちょっとついて行くのが大変な高齢者です。この日11月30日の朝は、初めて霜柱を見ました。でも自転車を漕ぐ私の体幹温度はそんなに寒くはありませんでした。以前からお約束していたひまわり保育園くま組さんの「親子であそぼう」に呼ばれて、親子でアートをする日だったから、ワクワクの方が勝って居たのだと思います。お部屋で待って居ると、次々にお母さんや、お父さんに連れられて登園する子どもたちが、何故だかみんな少し照れています。お母さんの後ろに隠れてたり、「おはよう」と言うのもデレデレになって居ます。子どもたちは嬉しさをこんな風に表すんだと見ているだけでほほえましく、いじらしく思えました。働く親にとっては、大事な休日かもしれませんし、勿論土曜日もお仕事の方も居ます。でもこんなに喜んでくれる子どもたちを見て居たら、何物にも代えられない、最高の日になりますね。
身体を動かして、自己紹介をしてアートの始まりです。机の準備から、新聞紙の養生まで、一緒にやって貰いました。そのお陰でアートの導入はとてもスムーズです。
最初から感動したエピソードです。「アートに向かう時、体の中で使う所は何処でしょう?」歌いながら指を指してもらいました。手・目・鼻・口・耳・・・最後に心と問いかけると、みんなシーンとして「?・・・・」「心は何処にあるのかな?見えないね」と問いかけると暫くして「頭?」胸に手を当てて「ここ?」と発信がありました。3歳の子どもたちが、心を想像できている事にビックリでした。作品名“カラフルリズム”は「紙をちぎる」「糊で貼る」「オイルパステルで描く」の3点です。
ちぎる事、破く事、いつもやる事では無いので、直ぐに出来ない子も居ますが、ちょっとのヒントやきっかけですいすい進みます。ここにも何通りものやり方や、拘りが見られて面白い。糊の貼り方,貼る場所いろいろな変化が生まれて居ます。もう追いつけず手が止まって居る大人もいます。親子で一緒にやるって、特に「絵を描く」なんて言う事に、少し苦手意識がある方、子どもを放って置けず、でも手は出してはいけませんと言われているので、どうしたものかと戸惑っている人、子どもに負けずに夢中になっている人、様々でした。でも最後はみんな前に出て、「素敵でしょ!」と親子で並べたり重ねたりして披露して鑑賞しました。アートに正解はありません。やりたい事が存分に発揮されたら花丸です。「もっと描いて欲しい」「もっと色を付けて欲しい」「もっと・もっと」は封印です。子どもの「終わり」や「もっとやる」に「いいよ」が言えると良いですね。
これはアートだけに限らず、子育てにも大人の「もっと;もっと」が子どもたちを苦しめ、表現を閉じ込め、自分らしさを見失っていくのだと思います。子どもと同じ時間を共有すると、その事がより分かると思います。
皆さんの笑顔と、心地よい疲れとが最後に見られて、私も楽しく終わることが出来ました.「ありがとう!」
子どもたちの作品は、常に目に触れる所に飾っておくことがとても大事です。保育園は1年間の作品を展示する作品展と言う行事が有ったり、最後に成長をまとめてお返ししたりする目的が有ったり、お返ししても、何を描いたか分からない絵を大事にして貰えない事もありますから、持ち帰らないことが多いかもしれません。でも、アートは観てもらい、言葉を添えて貰って完成なのだと私は思って居ます。子どもの今出来る表現を精一杯出した作品を、家族が大事にしてくれたら、子どもは自分が褒められ認められ大事にされていると思えるのです。大袈裟だと思うかもしれませんが、まだ言葉で思いを伝えられない時代のアート表現は、子どもの今を伝えて居ます。だからどんな絵でも、工作でも、「凄い!」と一番素敵な場所に飾って欲しいと思います。絵を描くのが大好きな子ども時代を大切にして下さい。
最近ご縁があって、水野の森と言う場所で、親子で森の遊びを楽しんでいます。この日は森の落ち葉を使った「ステンシル」。絵の具だらけになりながら夢中で遊びます。強制はしていないのですがみんなやります。自然の景色とアートは一体になります。