預かり保育
2021.06.07更新預かり保育
2021年6月1日お姉ちゃんと一緒…異年齢で育つ力
梅雨入りしたのでしょうか?スッキリした天気は少なかった5月でした。
さて、ここ数年、少し気になって居る事があります。小さい子どもたちが、じっくり遊べない子が多いように感じます。昨年から始めた「みんなのお家」に来ていた子どもたちの遊び方も、初めて来た子は必ず全部のおもちゃに触っていきます。ひっくり返しいろいろ試します。何回か通う内に、自分の好きな遊びが見つかった子は、ひとつの遊びに集中し、つまみ食いをするような遊び方はしなくなります。いろいろ考える事はありますが、ひとつには様々な施設で開催される「遊ぼう会」などに連れられて行く事が多い事も原因しているような気がします。親にとってはありがたい物なのでしょうが、子どもたちが夢中で自分の好きな事をじっくりやる時間を奪っているかもしれません。
この日保育園の年中組のお姉さんが、みんなのお家に来てくれました。
いつも遊んでいるお姉さんですが、保育士の様に遊んであげようとはしていません。自分の好きな事を楽しそうにやって居る様子を、小さい子どもたちも興味津々です。あわよくば一緒にやれせてくれるかな?とじっと見ています。上の子どもたちが、小さい子どもたちのお世話をするような関わりを異年齢保育とうたっている園もありますが、私はそうではないと思います。
普通の生活の中に、別段大人が設定をしなくても、異年齢の環境があれば、見聞きし、憧れ、模倣が生まれます。大きい子にも、年齢の違いから生まれる出来事で、考えたり、動くので思いがけない力が育ちます。やりたいのか、やりたくないのか自分で決めて、お姉さんの傍にいます。このお家では現在異年齢保育をするほどの園児が居ませんから無理な事。だから時々こんな時間が生まれると嬉しいです。貴重な1日でした。