2023年5月15日乳児だって自分で決める | みんなのお家

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2023.05.23更新子育てブログ
2023年5月15日乳児だって自分で決める

乳児だって自分で決める「今日は何して遊ぼうか」子ども主体の生活で

 物の取り合いですさまじい喧嘩が起こります。沢山あるのに貸してあげられません。同じものがあるのに、その子の持って居るのじゃなきゃ嫌なのです。手に入れるまでは執拗に追いかけます。奪おうと襲いかかります。

 手を洗うだけなのに、後から来た子に割り込まれて吹き飛ばされそうになって居ます。「順番です」なんて言う言葉は届きません。「俺が先だった!」自信満々の横入りです。どう見ても後から来たのは見え見え。でもそう簡単に譲ってはくれないのも子どもの世界です。勿論どかす為には髪の毛でも鷲掴みです。この場に親が居たら、見て居られませんね。

 「貸してあげなさい」と言うけれど、「待ってて」「順番でしょ」「仲間に入れてあげて」「一緒にやれば」と言うけれど、子どもたちにとってはそんなに簡単な事ではありません。譲ってあげられたりする優しい子になって欲しい。順番が待てたり、人が持ってるものをやたらに欲しがったりしない子だと良いのにと思ったり、他の親の手前、注意をしなければと思って対応している方も居るかも知れませんね。

 喧嘩になれば、勿論泣きます。途中で止めると逆に厄介な事になる事も多いので、状況によって見守ります。暫くすねたり助けを求めたり、凄い騒ぎも落ち着くと、思いが言えたり、切り替えも出来るし、申し訳なったようなそぶりもします。見ていた他の子が、フォローに向かう事もあります。何度もこんな経験を繰り返しながら、魔法の言葉、と言って居る「貸して」「入れて」「ありがとう」「ごめんね」と、どんどん仲良しになる為の言葉を獲得していくのですから、経験しない訳にはいきません。

 感動するような事も多くて、「喧嘩したんですよ」なんて報告は聞きたくないでしょうが、ついつい伝えたくなります。だって自分だけの世界から外に目を向け、歩き出したのですから。親が躾と称して叱っても、教えても身につかない、子どもの集団にいてこそ学べるコミュニケーシ ョン能力です。体験して思考する言葉の獲得で、優しさ、思いやりを学び、仲良く遊ぶ力も身に着けるのです。家に籠って居ては駄目ですよ。「あそびましょ❕」子どもたちのいる場所に、お母さんも踏み出しましょう

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