2024年5月24日自治が子どもの手に | みんなのお家

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2024.06.13更新子育てブログ
2024年5月24日自治が子どもの手に

 天候不順の中、延期した航空公園バス散歩に出かけました。結構小さい子どもたちには強行スケジュールになるので、お留守番組2人と、私がお家に残りました。
2人とも置いてきぼりに文句は言わず、丁度お天気も良かったのでタライで水遊びです。ぬるめのお水にしたので、迷わず中に入るは、水は掛け合うは、服を脱ぎ始めるは、
大喜びです。私も水をかけられ、逃げ回りました。たまたまお部屋のおもちゃもタライの中に仲間入りして、大満足で遊べました。その日の給食の後の出来事です。

 H くん:「あっ、 チッチ」(お漏らしの後の様に畳が濡れているのを教えてくれました)
ゆきえ T:「ああーそれはオシッコでは無く、ブロックの中に溜まって居た水だ。さっき水遊びで使ったから」 「ちゃんと拭けていなかったね。ごめん、ごめん」(畳を拭いたり、ブロックを外して水を出したりする私に) A ちゃん:「お部屋のおもちゃを外に出しちゃいけないよ」
ゆきえ T:「そうだね。でも丁度手に持って居て、結構楽しく遊べたから今回は内緒にして下さいヒ・ミ・ツ」 (このまま何もなかった様に終わらせ、おまけに言い訳までする私です)
A ちゃん:内緒にすることに反応した様で「それはダメ!ひろ子先生に言ってくる」と言って、先生のもとに行ったはずが、どうも言えなかったようで、 A ちゃん:「自分で言ってきなさい」
ゆきえ T「う~ん、そうだよね。勇気を出して、ごめんなさいしてくるね」

 隣の部屋にいたひろ子さんに、「お部屋のおもちゃを外に持って行って、遊びました。お部屋がビショビショになりました。ごめんなさい」と頭を下げている様子を、ちゃんと言えているか心配だったのか、ドアの所から覗いている A ちゃんが居ました。状況を見ていないひろ子さんは、ビックリ顔です。でも直ぐに私に何か思いがあるのだろうと察して私の謝罪を受け取ってくれました。A ちゃんが、ホッとしたような顔をして迎えてくれました。何事もなかった様に、遊びが続き、お昼寝になりました。
社会生活の中にたくさんのルールがあります。でも時と場所などの環境や、個々の価値観などでも微妙に違う事が沢山あります。異年齢で生活すると、今回の様な関わりが子どもたちの中から生まれ、自然と広まり、定着していきます。今回一番大きい A ちゃんは自分の経験から、たとえ大人でもちゃんと教えてあげなければと、私の大人げない言い訳と誤魔化そうとした事に、きちんと向き合いいろいろ考え、良い対応で解決してくれました。

 叱ることなく、ちゃんと言い訳もさせてくれて、自分の悪かったところに気付かせ、自分でけじめをつけさせる辺りは、凄いですね。みんなのお家は、ほとんど子どものやる事にダメ出しの無い施設ですし、私の中に家の中のおもちゃを外に出してはいけないと言うルールは無かったので、内緒!などと言う言葉で楽しんでしまおうと思っていたので、この出来事に関心を向けた子どもにちょっと感動してしまいました。親や先生たちだと言い訳なんか聞いてくれず、ダメ出しが飛び出しますよね。「ごめんなさいは?」が必ず付くかもしれません。誰かが傷つき、傷つけられるような事でなければ、ゆっくりといろいろな解決方法が見つけられるような向き合い方をしていきたいと思った出来事でした。

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