2024年5月7日こどもの発信から保育を進める | みんなのお家

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2024.05.08更新子育てブログ
2024年5月7日こどもの発信から保育を進める

 ゴールデンウイーク明けです。大人でも行き渋りたくなる日、おまけにどんよりとした雨模様です。4月はそれなりにみんな頑張りました。
 オーバーワークの頑張りは、体より心の方が疲れています。不調を言葉に出来ない子どもたちは、熱を出したり、お腹が痛くなったりと体のサインでバランスを保ちます。大人はそうもいかず、ここを見過ごして取り返しのつかない事になる事も多いと聞きます。何事も無いように元気でいる子どもたちにも。少し配慮があると良いかもしれませんね。忘れ物や、失敗、依存などは大目に見てあげて欲しいと思います。食事の時の何気ない会話も笑えるような話題が良いかな?

 そんな今日ですが「学校行かない」と自主休校を宣言して小学生がみんなのお家に来てくれました。みんなのお家は大歓迎です。小学生なので、初めはどうしてよいやらですが、ちゃんと自分のやりたい事を見つけて1日過ごし、そこに今いる子どもたちが自然と関わって遊ぶ姿が見られます。こんな時間がまた学校に足が向くきっかけや、エネルギー充電になっているように感じます。「またいつでも来て良いからね」

こどもの発信から保育を進める

 お天気も悪いし、先日こどもの日にやったお店屋さんごっこが再演されています。お店の品物作りも楽しい遊びです。いざお店開店となった所で、誰かが言い出したのでしょう、お散歩に行く事になりました。今にも振り出しそうな空模様ですが、合羽を着て、リュックを背負い行く気満々で準備 OK の子ども達。ところが玄関で長靴は嫌、靴も嫌、何があったのか、なかなか行く体制になりません。出発出来ないもう一人も長靴をはいたものの、その場に張り付いたように前にも後ろにも動こうとしません。

 門の所で先生たちが「水たまり見つけに行こう」などと声を掛けながら待って居てくれます。「もう出発して良いよ」こんな時私は言います。意地悪な様ですが今までも保育園の散歩の様子を見ていると、全員が揃うのを待って居る時間のなんと長い事。これで遊ぶ時間が本当に減らされるのだといつも思っていました。理由が分かっている時は待ちますが、あれこれ駄々をこねている事に向き合っているのが本当に良い事なのかな?と言う事で、今日も先に出発して貰いました。

 みんなの姿が見えなくなると、予想通り大泣きです。もう一人は、自分の籠から紙パンツを取り出しリュックに入れています。どうやらこちらは散歩に行くのに空っぽのリュックは駄目だと思っていたのですね。私が分からないのであきらめて自分で行動を起こしました。長靴も靴も嫌だと言って居た子は、散歩には行きたかった。その時に何か腰を折られる出来事があったのだと察します。「みんなを追いかけよう!」の言葉で、長靴を履き3人で出発です。二人の意見が違くなる時があり、両手を右に左に引っ張られる場面もあり、二人が本当にみんなの後を追っていることが分かります。途中で遠くにみんなの姿を確認した時の嬉しそうな顔。合流して遊べました。

 こんな対応は、保育士に余裕がないと出来ませんね。でも保育士をこのような時の為に増やすことは出来ません。ところが、年齢ごとのクラス分けをきっちりしていては出来ないのですが、園全体でゆるい異年齢保育をしていると、散歩に行きたくない子を置いていく事も出来たり、後を追いかけたくなったら、そんな時こそ暇な園長先生(これは私が園長だった時の話で、今の園長先生は暇ではありませんね。失礼しました)の出番だったりします。子どものやりたい、行きたい、見たい、触りたい、こんな思いに理屈抜きで応えられるような保育がしたいと思います。

 散歩は保育計画の中で、保育士が行く行かないを決めて進めるものだと思っている施設が多いようですが、私は違うと思います。散歩の楽しさを伝えながら、「おさんぽ行きたいね」と子どもたちから発信される様になったり、少し大きくなって「~公園行こうよ」などと子ども達が決められたら素敵です。雨だと部屋の中の保育になるのも何だか違う。特に1,2,3歳の子どもたちの散歩は、自然発生、子どもと、保育士がその気になれば、いつでも出来る最高の遊びのひとつです。だから今日のようなエピソードも大事な事なんですね。

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