お母さん先生を子どもたちが育てる | みんなのお家

子育てブログ

2021.10.07更新子育てブログ
お母さん先生を子どもたちが育てる

 絵本に出てくるようなかわいらしい雲が浮かび、空が大きく広く感じられ、ススキもコスモスも揺れています。季節は確実に秋です。しかし10月に入っても夏のような気温に、みんなのお家の子どもたちは、ひと遊びすると汗だくで、やっぱり〆はプールあそびをしてしまいます。少しぬるい温泉プールのようですが、この夏で水遊びが大好きになったから大喜びです。先生たちが予期せぬびしょ濡れ状態になって居るのが、季節感を無くします。

 幼稚園の申請が始まるので、お母さんたちはチョッピリ不安そうです。昨年も今頃、幼稚園選びのポイントをお家だよりに載せました。良かったらホームページ「みんなのおうちブログ」を巻き戻してください。少し参考になる事が書いてあると思います。各園の特徴を見極める事はとても重要ですが、早期教育に期待するのだけはお薦めしません。目玉保育に惑わされない様に、子どもだけでなく親も楽しく通えそうな園がお勧めですよ。3年間は結構長いものです。

お母さん先生子どもたちが育てる

 みんなのお家は、お母さんが保育を担ってくれています。ついこの間まで預ける側にいた人が、預かる側になりました。一筋縄ではいかない2歳さん相手に、奮闘しています。

 人数も少ないですから、全部手をかけやってあげてしまう方が楽です。でも子ども自身が、身の回りの自立の面でも “やりたい” と言う思いが溢れる成長を支えるのが、とても大事な時代です。手を使う事をやめてしまい、「ジブンデ」と言う主張がとても少なく育っている子が多い中、ついつい当たり前の様に、服を着せ、靴を履かせてしまいます。「自分でやらせてみて」と私に言われ、慌てて手を離して、さあ、どのように関わったらいいのか分かりません。でも子どもたちは沢山のチャンスを作り出してくれますから、その時々で大人の働きかけが試されます。

 ある日玄関の方から声が聞こえました。

 「靴はけるよね」「そうそう」…「ヤッター履けたね」「凄い」細かい会話は少しニュアンスが違ったかもしれないのですが、隣の部屋にいた私には、子どもに向き合う姿が目に浮かびました。靴を履くのさえ大変な子が、先生の「大丈夫。出来るよ」と信じて見守ってくれている中で、「できた!」を一つ手渡した瞬間が手に取るように伝わりました。『きっと出来る』と信じている事。途中でまごついたら、何に困っているのか、どう援助すれば、やり遂げた達成感が得られるのか、個々の子どもによっても違うし、場面によっても違ってきます。とても良い関わりが出来た証拠に優しい誉め言葉で締めくくられました。

 これはほんの小さな出来事ですが、この積み重ねが、自己肯定感を高める重要な関わりだと思います。

子どもたちは安心を手に入れると、いろいろな事にチャレンジするようになります。お世話と称して、忙しいからと子どもの「やりたい」を奪ってしまっては、責任重大です。「ひとりでするのを手伝って」と子どもは大人に言っています。子ども自身、自分で出来る事が少しづつ増えていく事は、自由を手にする喜びと、成長の手応えになっている筈です。子どもから手の働きを奪わない事。全部「やって」と、最初から出来ないと諦めてしまう子どもたちにしてしまわない様に、“子育ち” を応援する大人で居たいですね。

「ここが出来ないから手伝って」「ここは得意だから、手伝うよ」のGive&takeの生き方も、この小さい時の関わり方で、学ぶのだと思います。私も高齢者になった今、この関係がありがたいです。

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