2022年4月19日実体験の伝え(交通ルール) | みんなのお家

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2022.04.23更新子育てブログ
2022年4月19日実体験の伝え(交通ルール)

 新学期が始まったこの季節、新小学1年生の交通事故が一番多いのだそうです。

 ニュースの中で言われていたことに少し違和感がありました。交通事故が新1年生に多いその理由に「今までは親と手を繋いで歩いて居た子が一人で歩く様になる事が挙げられる。慌てて走って横断歩道を渡り、事故に合う事が多い」と言って居たからです。特に新入生がひとり立ちするこの春は、交通安全の為、車の運転者は細心の注意が必要なのは当たり前なのですが、歩行者側の子どもたちの抱えている問題もあるように思います。

 ここ何十年かで、親が子どもと手を繋いで歩くことが減ってきているのではないでしょうか。
 昔ひまわり幼児教室は,登降園を、出来るだけ子どもと歩きましょう!と薦めました。小さい頃に手を繋ぎ、危ない道、横断歩道の渡り方、園までの道を覚えて、それが公共のルールを学ぶ機会になって居た気がします。「はじめてのおつかい」というテレビ番組を見ていると、子どもの力は凄いですね。見慣れた街だから、ドキドキしながらも自信満々でやり遂げようと頑張ります。その時々で親に言われている事を、ちゃんと思い出しています。「この道は危ないよ?こっちからも車がくるからね」「ここは必ず止まってね」「車が止まってくれたのを確かめて渡ろうね」と。子どもの姿から、親の接し方まで想像できる場面もあります。

 今の子どもたちの移動手段は、自転車に乗せられている事が多いし、保育園児の登降園は車が多い。幼稚園児は、幼稚園バスにのせられての登園も主流になっています。だからこの実体験の伝えが減っています。買い物もスーパーで済めば、手を繋ぎ、街を歩く事も少ないでしょう。事故も心配ですが、いつか親の手を離れて、一人で行動しなければならない時は来ます。心配で、抱きかかえて過ごすより、大事な事を、何度も繰り返し、行動を共にして伝えていく事で、大人が居ない時でもちゃんとやれるようになるのだと思います。動物は、親が居なくても生きていけるように、自分の身は自分で守る術を子どもに伝える子育てをします。人間も同じでしょう。どんなに忙しくても、少しの意識を持つことで出来る事だと思います。

 「子どもを親より先に死なせない」その為に何をする必要があるのか、人間の命を守るには、あまりにも外敵になるものが複雑で沢山あるし、想像も出来ないことが起きるのも人間の社会です。今も、ウイルスに戦争に、何も出来ずただ立ちすくむ日々です。

 でも出来る事はしていきましょう。子どもたちに生きる力をつける「食べて・眠り・あそぶ」自分の身を守る為の自立の力は、経験の積み重ねで、根気よく伝えていきましょう。

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