2023年9月11日お片付け | みんなのお家

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2023.09.11更新子育てブログ
2023年9月11日お片付け

 稲穂が金色に実り、大きな梨や、宝石のように光るブドウなど、これから収穫と言う時に、丹精込めて育ててきた、その苦労も、一瞬の内に奪われてしまう自然の猛威に、愕然としてしまいます。

 こんな経験を何度も乗り越えて、自然と向き合い、折り合いをつけ、一喜一憂を繰り返しながら、作物を作り続ける人たちは、本当に凄いです。私は子どもたちに「おいしいね」をしっかり伝えていきたいと思っています。

 食は五感を働かせ、脳を育てる重要な時間です。ごちそうメニューも重要ですが、誰と、どんな風に食べるかが、重要なポイント、大事な事です。赤ちゃん食堂も始まります。みなさん“あそびましょ!”と来て下さい。

お片付け

 夏の間に、みんなのお家の先生たちには、他の保育園に実習に出かけて貰いました。大きな施設で、子どもたちがちゃんとお片付けをしている事にビックリしたそうです。何か秘策があるのかもしれませんね。

 お母さん達の悩みでもある、「片付け」どうしたらしてくれるようになるのでしょうか?みんなのお家の子ども達も、あっちでこっちでおもちゃを出して、凄い事になって居ますが、遊んだ後は、なかなかすいすい片づけることは出来ません。でも自分の下駄箱に靴をしまう、汚れた服を、自分の袋に入れる、帽子をしまう、ごみを捨てる、等など出来る事は沢山あります。自分の場所がしっかりと確保され、分かり易くなっていれば、1歳2歳の子どもでもちゃんと片づけることが出来ます。分かり易いという事が重要です。自分の場所と言う意識は、安心感にも繋がりとても大事です。片づけた後に、何をするのか、楽しい見通しが待って居れば、片づけもスムーズになるのは、大人も同じです。

 いろいろなおもちゃを雑然と箱に放り込むような片づけ方をしたり、いつも終う場所が変わって居たり、いちいち大人に出し入れをお願いしなければならなかったり、物が多く雑然としていて、整っている状況が分かりにくい環境だと、片付けるという事が伝わりにくくなります。片づける為には、おもちゃは何処にあり、どこから出したものなのか分かって居る必要があるのです。始まりと終わりに部屋が変化する事も必要です。物を大切にする意識も併せて伝わるように、ここに必ずこのおもちゃはある。ここに行けばこれで遊べる、この箱にはこれが入って居る。と分かり易い環境を作る事が大切です。みんなのお家は、“ブロックのおうち”などと書いた絵ガードを貼って、「遊び終わったら、おもちゃもお家に帰ります」と言う方法をとっています。

 正直私は、あんまり「片付け片付け」と言うのが好きではないので、ついつい、「後でまだ遊ぶかもしれないから、そのままにしてごはん食べよう」「散歩に出よう」等と言ってしまいます。これも又、片付けない子たちを育てているかもしれません。でもやりかけの物、作ったブロック、パズル、そのままにしておきたいことも沢山あります。何かするたびに片付けしてからは嫌です。今は半分以上、大人が手伝って片づけていますが、様々な配慮をして、子どもたちの力を信じて片づけ上手になるのを期待します。

 4人の子を育てながら、仕事をしている時は、食事と、洗濯は毎日やらなければならないですが、「埃じゃ死なない」等と理由をつけて、掃除は後回し、洗濯も畳むのが追いつかず、取り込んだ山の中から、必要な物を探し出すという自慢にならない生活を送って居ましたから、片付けに関しては偉そうなことは言えません。でも子どもは、分かり易い環境を整える事で、出来る事が増えていくというのは事実です。片付けに悩むご家庭は、おもちゃの量を減らす事(あそばなくなったものは、1度終う)おもちゃの行き場を分かり易くしてあげる。小さい時は、絵や、写真を貼ったりして分かり易くしてあげると良いです。身辺自立も同じ事で、衣類の終い方を工夫するだけで、身の回りの事が全部ひとりで出来るようになるものです。是非試してみて下さい。

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