2023年10月16日お母さんは子育てで育つ | みんなのお家

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2023.10.17更新子育てブログ
2023年10月16日お母さんは子育てで育つ

 金木犀の花が咲き、甘い香りが流れます。ようやく秋が訪れました。でも朝晩は冷えて寒いほどの時もありますね。夏の暑さを乗り越えて、体力もついた子どもたちには、運動会や遠足と楽しい事が沢山待って居ます。 親たちにとっては逞しく成長している姿をたっぷり感じる事が出来、嬉しくなる事でしょう。寒くなったからと、急に厚着にはせず、半そで、半ズボンで、もう少し外気に手足を触れさせて鍛えましょう。朝晩の気温の変化に対応するには、薄手のジャンパーや、ベストなど脱ぎ着のしやすい物で調節すると良いです。厚着の子は、暑くなっても脱げず、汗をかいて、却って風邪をひいてしまう事にもなります。そして後はどんどん厚着になる方向に行ってしまいます。体をしっかり動かせるようになった子は、自分で熱を作り出し、体温調節をするようになります。気持ちの良い季節は短いですが、たくさん体を動かして遊ぶと良いですよ。

お母さんは子育てで育つ

 みんなのお家で預かり保育をしているお子さんの親たちと、懇談会をしました。今回お母さん達のお話で、子育て真っ最中ながら、みんな素敵に今を生きている姿に、驚いたり感動したりの時間になりました。みんなのお家で預かれる時間の中で、出来る事を精一杯チャレンジしています。子どもが大きくなっていく先の自分の生き方を諦めず模索しています。今はまだはっきりとはしていないけれど、自分のキャリアを生かしていけそうな方も居ました。保育園ではないので勿論子育ても存分に楽しんでいる方たちです。
 日本はまだまだ女性が出産して、子育てに費やす時間を軽く見ている傾向がありますが、仕事を辞めたり、休んだりしているこの時期に、子育てと言う社会の中で大きな力をつけている事に気付いて欲しいと思います。 会社などで出会い、繋がる人間関係と、子どもを介して生まれる人との繋がりは大きく違います。生まれも育ちも経験も、性格も嗜好も誰ひとり同じ人は居ない母親たちが、唯一同じ願いを生きる中心に持って居るのが「子どもの命を守る事」これこそが未来に繋がる鍵ですから、それは強固です。
 でも現実は、子どもを産むとその命の重さに日々責任を感じて、自分の事は後回しになって居る女性が多い事も事実です。でも子どもは生まれたその時から、親とは別の人生を生きる一人の人間です。勿論手をかけ、守らなければなりませんが、1日1日成長しています。その歩みは夫々に違いますが、たとえゆっくりでも、後戻りする事はありません。必ず巣立っていく日が来ます。そこから「この先どうして生きようか?」と考えるのでは遅いのだと思います。子どもは育てるのではなく、育つのだと信じましょう。乳児の集団保育は決してマイナスではありませんから、上手に助けを借りながら、少しづつでも好きな事を始めたり、やりたい事を見つけたり、出会いがあったら一歩を踏み出してみると良いと思います。「勉強しなさい」と子どもに口うるさく言うより、親の方が本を読んだり、何かに挑戦する姿を見せる方が子どもには効果的だと思います。

 11月になると、幼稚園の願書提出(11 月 1 日)や、保育園の申請(11 月1日~11月10日まで)も始まります。今の内に、施設見学に行ったりして雰囲気など知っておくと良いですね。子どもの為に良い施設をと言うのは勿論ですが、ただ預けるだけの場所では無いですよね。子どもを通してどう関わっていくかが重要です。ここでの親同士のつながりが、園生活を楽しくもするし、辛くなる事だってあるのですから。親にとっても、居心地が良い所だと言う点もとても大事だと私は思っています。 私の経験からですが、保育園時代に出会い、苦楽を共にしたママ友は、隠している事などひとつも無い様で、子どもが巣立った後、そして今まさに老後も、多くを語らずともなんの気遣いもせず付き合える大切な存在になって居ます。子どもを抱きしめることが出来、手を繋いで歩ける未就学の時代を、どうぞ大事にして下さいね。

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