2023年11月6日目がテン・・里山再生 | みんなのお家

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2023.11.08更新子育てブログ
2023年11月6日目がテン・・里山再生

 野菜が高くて買えません。給食先生が無人販売の小屋を回ってやりくりしてくれます。地球温暖化は自分たちが作り出した結果ですが、こうしてつけが廻って来るのですね。ニュースは戦争と、殺人事件、住宅地にいる筈のない動物たちの出現の被害と、平和とは程遠い事ばかりです。
 そんな中又保育士の虐待が発覚したと報じられました。これまでにも何件かこのような事件がありました。個々の保育士の資質もありますが、保育園の体質の中に何か問題があるのでは無いかと思います。最近の保育園は、保育室にも子どもが勝手に出入りすると危険なので鍵がついて居る所も多く、閉めれば個室です。またクラスが決まれば他のクラスの保育士同士が介入する事も少なくなっているのでは無いかと思います。食事のさせ方ひとつでも様々、子どもの起こすアクションに向き合う方法もそれぞれです。保育は何気ない日々の関わりが重要なのですが、自分の担当する子どもだけで精一杯だったりで見過ごされたり、「おかしい」と思っても介入出来ずに流れていく事が多ければ、このような問題にまで大きくなってしまうのだと思います。最近こんな事もありました。「保育園の出入りの際、子どもに鍵を触らせている親を見たそうで、そのような事はさせない様親たちに伝えて下さい」と言われました。「そんな事をさせて居ましたか?」と聞くと「はい目撃しましたから」と言う返事に、少し驚きました。鍵が大好きな子どもたちですが、施設の門の開け閉めは子どもにさせるのは危険ですから、親たちに注意喚起する事は勿論承諾ですが、この目撃した先生は、何故その場でこの親子に注意をしてくれなかったのかと思ったのです。間違ったことをした時、その場で伝えて貰うのが一番効果があり、子どもも分かり易く受け止めます。公共の場では今はなかなか他人に注意をする事は出来ませんが、子どもの命を守る為には、少々煙たがられても、「そんな事をしてはいけないよ」と伝えたいものです。『目撃』と言う言葉に凄い違和感があり、もっと広く子どもを守る視点に立てたら良いのにな~「優しさ」って厳しい時もある、フッとした事に現れますね。

目がテン・・里山再生

 この番組が好きで良く観ています。この回は「栃木県にある県立農業高校 環境デザイン科の生徒たちの里山再生を手伝って欲しい」と、養老孟子さんからの依頼を受けて、お米作りにチャレンジする様子を放映しました。白米千枚田で4月に植えた稲を収穫する体験を、自分たちの作る田んぼで実践します。田植から刈り取りまでの間、何ひとつ捨てる事なく使い生かす昔の人の知恵を知ります。「大変だけど、楽しい!」と汗を光らせる子ども達です。「自分の体を使ってやるのは、知らず知らずにいろいろな事を学んでいる」「楽しんでやると学びになる」「そういう事をして育った部分は計り様がないので、先生たちは近くで気付いているはず。今は最初から結果を知らされている状態で育っている事が多いので、一から始めるのは大切。こういう所で学んだらしっかりした人が出来る。」と映像を見ながら、目を細める養老孟子さん。学校の田んぼでは、学びを生かし環境を整える事で、お米が育ち、その上今まで目にする事の無かった生き物たちが姿を現します。高校生になって初めて大きなオニヤンマを捕まえた子の本当に嬉しそうな笑顔がありました。「自分も自然の一部であることを理屈では無く理解することが出来る」ヤゴが成虫になる様子に「時間を置いて観察出来るのが良い」目で見て,匂いを嗅いで、五感をフル回転させて学ぶ環境は、大人たちが意識を持てば子どもたちに与えることが出来るのだと伝えているように感じました。こんな事が当たり前にあった私の子ども時代と違い、今の子育ては、便利な世の中になっては居ても、別の意味でとても大変なのだと思います。失ったものを再生させる必要があるのは里山だけではなく、まだまだあるよと、問われているように思います。

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