2023年11月20日食べる事:眠る事:生活リズムが成長の鍵 | みんなのお家

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2023.11.19更新子育てブログ
2023年11月20日食べる事:眠る事:生活リズムが成長の鍵

 大寒・小寒山から小僧が飛んできた、何と言って飛んできた、寒いと言って飛んできた~
遠くに見える富士山も、雪の帽子を被りました。秩父の山がくっきりと見える程、空気が澄んでいよいよ冬です。

 まだ半袖 T シャツの子も居るみんなのお家です。良く走れるようになり、体がポカポカしています。ひまわり保育園登園になって、自分でやらなければならない事が増えました。靴の脱ぎ履き、着替え、リュックの開け閉め、トイレにも自分で行ける環境です。食事と午睡はみんなのお家ですから、必ず移動が加わります。いっぱい体を動かして「ただいま~」と帰ると給食です。そうやって給食のテーブルに着く子どもたちの食べっぷりの様子が最近変

わってきました。本当にお腹がペコペコになって、食べさせられているのではなく、自分から進んで食べている意欲が伝わってきます。今まで2~3人ほど、グズグズしてなかなか食卓につけない子が居たのですが、気付けばみんな席について、大人が座る頃には早い子はもう一皿食べきり「おかわりちょうだい」の声が聞こえたりします。みんなのお家を始めてから、子どもの食事の問題で悩み様々な取り組みをしてきました。好き嫌いはあまり問題では無いのですが、そもそも食べる事に意欲を持って居ない子、楽しみにならない子、食卓にすらつこうとしない子たちとの出会いは、私を不安にさせました。何故なら、食べる事は命に繋がる事だからです。
 生きる事に全力で向かうはずの子どもが、その力を生み出す食事に向かえない訳はなんだろう?発達チェックは健診でもするけれど、食事の躓きに寄り添う機関は無いのかな?食卓を囲み「おいしいね」と食べる幸せを、子ども時代にたっぷりと味合わせたいと、ずっと願い活動の基本にしています。

 体を動かすようになって変化を見せているのが、もう一つ午睡です。ひまわり幼児教室をひまわりでやって居た頃は、13時とか14時のお迎えで、午睡はしていませんでした。幼稚園ですから午睡は無しで良いのですが、心と体の健康を考えたら、お昼寝は必要だと考えました。睡眠は免疫力を高め、昼の活動を記憶する脳が整理され、学力アップにつながるとも言われます。しかし現実取り組んでみると、食事の躓きは、午睡にも影響をして、お昼寝が出来ない子が沢山居ます。寝かしつけに1時間以上もかかるのでは、大人も子どもも辛さしかありません。30分横になっても寝なかったら、起きて静かに遊ばせるようにします。最近午前中の遊びの充実で昼寝が出来るようになった子が出てきました。30分から1時間寝ると機嫌よく起き、遊びます。
 睡眠は少なくて良い子も居ます。食事もそうですが個人差はあるので一括りに問題にすることは危険です。ただ朝起きるのが8時近くだったり、食事の時間も定まらなくて、殆ど食べずに登園したりして居れば、午前中の一番体を使い、脳を使い、力をつけるゴールデンタイムを無駄にしてしまいます。食べる事も、寝る事も、遊びが充実している事が重要だからです。午前中ボーとして居て、殆ど体を動かさない子も居ますから、お腹もすかないし、寝る気にもなりません。その子たちは午後からが活動タイムになるのです。昼夜逆転の生き方をもう始めているようです。午睡をすると夜寝る時間が遅くなるから、寝ない方が良いと考えている方も多いですが、昼寝の1時間程度は夜の睡眠に影響はありません。むしろ静と動がうまくゆき、家に帰っても機嫌よく過ごして1日が過ぎて行く様な生活リズムが整います。夜早く寝かせる為には、朝の起きる時間が重要で、どんなに前日就寝が遅くても、毎日同じ時間に起こします。午前中に活動時間をベストにしたければ、6時台に起きるのが理想です。是非学校に上がるまでに食事:睡眠:あそびのいい生活習慣を作る努力をして下さい。これは親がしなければ子どもは自力では出来ません。MVP をとった大谷も、何よりも食事・睡眠を重要と考えて取り組み、結果を残しています。子どもに一番楽しい時間を作り出し、成長を支える生活リズムを目指しましょう。

ドイツの知育玩具、モザイクステッキ、リモーザプレートであそぶ子どもたち。指先でつまみ穴にさすだけなのですが、全部埋めようとがんばったり、色別にしたりよく集中して遊びます。口におもちゃを入れる小さい子も来る施設なので、自由に遊べるおもちゃではないですね。
新しくチェーンも色とりどりで、仲間入りしたので、さっそくラーメンなどの見立て遊びが始まりました。
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