2022年2月23日手前味噌 | みんなのお家

預かり保育

2022.02.23更新預かり保育
2022年2月23日手前味噌

 二月の初めに、「味噌作り講習会をしました」本来なら広く参加者を募って楽しんで頂こうと思ったのですが、コロナ感染第6波の脅威に怯み、内々で行いました。

 味噌作りに適した季節は、寒仕込みが良いと言われていて、寒さが厳しくなる1月から2月がベストだと言われます。出来上がるまでに10カ月ほどかかるので、丁度冬から春になり、夏へと気温が徐々に上がり、発酵熟成が進むためで、とにかく温度管理が重要になります。秋になって気温が下がり始めるころが、食べ頃になる訳ですが、食欲の秋や、実りの秋に手作り味噌が活躍しそうです。みんなで作ると、出来具合を伝え合ったり、きっと同じ条件で作った味噌でも、味がそれぞれ異なり、それを食べ比べるのも楽しみです。来年は是非皆さんと作りたいと思います。みんなのお家で大事にしているみそ汁に、この手作り味噌が登場するのを楽しみ、今年の秋には食べに来てくださいね。

「手前味噌」と言う言葉は、自分の自慢をする時に使う言葉です。日本語のしゃれた言い方で、自分の自慢話はしにくいものですが、この言葉の使い方で、嫌味に聞こえないそうですよ。そこで私も少し自慢をしようかと思います。

 このみんなのお家は、あまり知られてはいないし、普通のお家なので、まさか保育をしている場所なのだとは思わないかもしれません。確かに1年たっても、この施設の利用者はパッとしません。

 宣伝もうまくないのでしょう。ホームページも本職の方に作って貰い、更新もして頂いているのですが、広まりません。本当に難しいです。

 でもそれこそ手前味噌ですが、周りの名だたる幼稚園や、保育園にも負けないくらいの保育をしていると思っています。私の自慢は、ここにいる時間に、どれだけ楽しい笑い声が響くか。つまらなそうに保育している先生たちは居ません。子どもたちが見せる小さな変化や、サインに「どう対応していこうか」「何をしたらいいか」この笑顔が生まれる為に、悩み、考え、実行します。子どもはひとり一人みんな違いますから、同じことをしていては、育ちゆく子どもたちに申し訳ないです。今年度はみなさん転園してしまうと言う事は、やはり問題もあるし、自己満足で終わって居るのかもしれません。でも多分ここで年長まで過ごすには、環境や、先の見通しも見えない不安が大きかったと思います。そこは言い訳できません。まだスタートして1年ですから、これから、もしまだ続けていけそうなら、どこかで、継続して下さる方が居て、保育を積み上げられる日が来ることを願いながら、もう少し頑張ってみようと思います。 今年度は「預かり保育」満2歳児からと、一時保育、子育てCafé、子ども食堂などの活動をしてきました。たくさんの出会いが、支えてくれて、財産になっています。4月からは、子どもたちはまだ集まりませんが、水曜日も施設を開放して、万が一子どもが居なければ、大人や、高齢者のおしゃべりの場所になっても良いかと思います。学童の一時預かりの希望もあります。絵本の宝を眠らせておくわけにはいきませんから、また誰かの力をお借りして、子どもたちに絵本を届けたいと思います。偶然出会ったヴァイオリン二ストの奈央さんとも、ミニコンサートを続けたいです。おいしいシフォンケーキの日も楽しみにして下さる方がいる限り続けます。そしてやっぱり、食べることに拘り、大切にしていきます。子どもたちが飢えたりすることがあってはならないし、おいしい!幸せが溢れるそんな場所を目指します。手前味噌でした。

2022年度4月からのご入園お待ちしています!

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