2023年1月30日 凧あげ・独楽廻しから見える伝承していく力 | みんなのお家

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2023.02.24更新子育てブログ
2023年1月30日 凧あげ・独楽廻しから見える伝承していく力

 寒波到来で、「マイナス気温になる」と天気予報を聞いただけで、ブルブルしてきそうです。歩いて居ても頬を刺すような冷たさで、顔にもコートを着せたくなりました。

 みんなのお家は、古い家なのでとても寒いです。特にコロナ感染予防で換気をしている為、エアコンはほとんど効かず、小さい子どもたちは固まってしまい、なかなか元気いっぱい体を動かせません。手が冷たくなっただけで泣きたくなります。と言う訳で、ひまわり保育園に避難しました。こちらは床暖房に、広いホールですから、もうすぐに走り回ります。体育遊具を出せば、次々にチャレンジして遊びます。しっかり体を動かすと、血の巡りも良くなり、体の芯からポカポカしてその後外に出ても寒くは無い様で、泥んこ遊びも始めます。環境の影響は大きいですね。しばらくは寒い朝の時間ひまわりで遊んでから、活動しようかと思います。

凧あげ・独楽廻しから見える伝承していく力

 

 東所沢保育園で、「造形あそび展」があり、アートで遊ぼうでお邪魔しました。親子で登園してくると、年長さんが独楽廻しを始めました。みんな廻せるようになって、親たちに得意気に見せています。昔懐かしいお父さんたちが、自分の腕を披露したくてうずうずする様子がほほえましいです。独楽廻しはどうしてこんなに子どもたちを夢中にさせるのでしょうか?難しいけれど、一人一人自分で工夫をしています。その中で少しの進歩、変化が感じ取れる遊びなのでしょう。大人にあれこれ聞かず、黙々と同じことを繰り返しながら、独楽が廻った時の喜びは、格別なのでしょうね。毎年クリスマスプレゼントに貰う独楽を楽しみにしていて、紐巻きから始まり、友達の刺激を受けて、様々な技も習得していきます。「チッチノチ❢」喧嘩ごまも楽しいです。昔から伝わる伝承遊びは、廃れない様に、保育園や幼稚園・学校などで、これからも子どもたちに出会わせて欲しいです。 伝承とはよく言ったもので、年長組がやるのを見ながら、憧れて触らせてもらい、真似して育つ中で、昔は卒園間近まで苦戦している子が居ましたが、今はほとんどの子は廻せるようになっている事に驚きます。

 みんなのお家の小さい子どもたちも、寒い冬に体を動かす遊びで、凧あげをやります。スーパーの袋で作った凧ですが、風をはらんで園庭を舞います。凧糸がズルズルと伸びて長くなると、引きずるので上がりません。 立ち止まり、糸巻にクルクルと巻き付けています。左右の手が巧みに動いているのが分かります。気付いて、自分で糸を巻き上げる姿に感心しました。「出来ない・やって」の言葉はありません。身支度になると「出来ない、やって」の子なのに、不思議ですね。そして凧の力で、どこまでもいつまでも走り続ける子どもたちです。遊びの中に変化が見えると、日常生活の中にも気付けばいろいろなことが出来るようになっているものです。ついつい見逃して、忙しさで当たり前のように手出し口出ししていると、折角のやる気を奪っているかもしれませんから、少し手抜きをしてみるのもいいかもしれませんよ。「あれ、自分でやれたんだね」なんて言う事もあるかもしれません。

 みんなのお家には今1歳児・2歳児・3歳児と異年齢が揃っています。今迄は一緒に居ても、あまり差は感じないので、一緒の行動が多かったのですが、年が明けたらこの1歳の差は大きく、出来る事、やりたい事、生活時間などが違ってきている事を感じます。それでも大きい子たちの遊びの方が魅力的に見えるのでしょうね。弾き飛ばされて、邪魔者扱いされるのに、大泣きしながらついて行こうとするのも、一緒に大きくなった証なのでしょう。素敵な事が伝承されていると良いのですが。

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