2023年10月1日食欲の秋…ピッカピカ”見て・見て“ | みんなのお家

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2023.10.07更新子育てブログ
2023年10月1日食欲の秋…ピッカピカ”見て・見て“

 今年の中秋の名月は9月29日でしたね。月とウサギの結びつきは、昔話でしか知りませんが、月を見ていると本当にウサギがお餅をついているように言えるから不思議です。宇宙旅行が出来る時代が来るのも夢ではなくなりましたが、こんなお話の世界は無くならないで欲しいと願います。

食欲の秋…ピッカピカ”見て・見て“

 午前中の遊びが終わり、シャワーをして服を着替えた子から「いただきまーす」と食べ始めました。お腹がペコペコだったのでしょうか。アッという間にお皿が空っぽになっています。それも本当に感動するほどきれいに食べ終えました。先生たちの様子に、その空気がみんなに伝わり、次から次へとピカピカのお皿を披露です。4月の頃を思い出すと、凄い成長です。一口食べては旅に出て行く子も居れば、目にしたことの無いごちそう、嫌いな野菜には頑なに口を結んで開けません。お母さんからは「この子はご飯しか食べません」「パンなら食べます」「野菜は食べません」など、ここまでどうやって食事を進めてきたのだろうかと心配になる話が次々に出てきます。

 残飯の山に悲しくなったり、デザートのリンゴで頑張らせてみたり、何も食べずに1日過ごさせるわけにはいかず、パンや、のり巻き、お代わりしたがる好きな物だけでもと、偏って居ても大目に見ながら、給食を進めてきました。ところがこの夏を超えて変化を見せ始めました。まだ習慣でフラフラしたり、好き嫌いの食べず嫌いでイヤイヤする子どもたちにも、諦めずに向き合うことが出来るようになったのです。「一口食べてみようか」が出来るようになっています。子どもながらに、残すのはいけないと分かっているし、食べてみたら「おいしい」と分かる時もあります。きちんと食事をとって居るからこそわかる味です。作られた合成のうま味で慣らされた舌ではなく、本来の野菜の甘さや、自然のだしのうまみなどを美味しく感じるように育って欲しいと願いながらの給食、食の拘りです。この変化は凄い事ですし、本当に嬉しいです。
 そして食事の変化は生活自体にも影響します。よく遊べるようになり、午睡にもスムーズに入っていけて、生活リズムが整い始めます。3歳の誕生日を過ぎた子どもたちは、ただ「ヤダヤダ」と言っていた時代から、先の見通しをあげれば、今を我慢出来たり、喧嘩になりそうなところを、譲り合ってみたり、待って居てね!も出来るようになってきました。人間は、食事をしなければいつか死んでしまいます。この命に係わる事に今躓いている子どもたちが沢山います。発達が気になると相談される子どもたちは、殆どと言っていいくらい食事に困難を抱えています。でも実際食事の相談ではなく、運動発達・言語発達・情緒・振る舞いなど見える事での遅れや、他の子との違いでの悩みや心配が多く「どうしたらごはんを食べてくれるでしょうか?」と言った相談で来る方はほとんどいません。今 発達障害では無いかと言われている子どもたちの半数以上は、食事が改善されたら、解決するのでは無いかと私は思っています。例えどこかに障害があったとしても、少なくとも食生活を良くしていく事で発達は引き上げられる筈です。何故なら、命を守り維持し、成長を促すのが食事だからです
 食事は、授乳から始まり、離乳食は躓く人が多いので、一人で頑張らない事です。身近な人に相談しましょう。食事は雰囲気も一緒に食べるので「楽しい」を伝える場所であって欲しいです。食事の時間が、幸せな時間であれば、料理が豪華である必要はありません。食べさせたい一心で怖い顔して向き合っていたら元も子もないですね。日本企業も、お父さんを食事時間までに帰して欲しいと願います。食卓が寂しい原因はここにあるとも思いますよ。いっぱい公園で遊んだら、帰りに「みんなのお家」の Café&ごはんにいらっしゃい。モリモリ食べる子どもたちにつられて、楽しい食事体験ができるかもしれませんから。〈要連絡です〉

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